Archive for 8月 2012

花火無関係地帯

未明の大雨 雷に驚かされたよね

飛び起きた人間は

花の 食べ残しのごはんを蹴っ飛ばしながら

洗濯物を 取り込んださ

雨は なんとか止んでくれて

ホッとしたけど

夕方の散歩は 花火のお客さんの いないところを

探しながらだったね

メインストリートなのに ここは静か

お客さんがいない理由は

文化財を壊さないための 立ち入り禁止札とロープかな

実は反対側は けっこうな人ごみさ

ルールを守る 素晴らしい人たち

ゴミの持ち帰りも よろしく!

 

 

 

 

 

ロックオン!

頂き物の メバル

狙うのは だれだ?

そうやって 狙うんだね 沙龍

 

テーブルのかなり真ん中の所に置いているんだけど

その首の角度 油断にならないんだよね

すーっと伸びて お皿からペロリ

 

これまでに 目玉焼きだの パンだのを

かっさらっていったよね

その食欲 花母さんに わけて欲しいよ

沙龍はもうちょっと 落ち着こう

 

手狭

花と沙龍

一緒にいると

花の小ささ 沙龍の大きさが

引き立ち合うね

沙龍は 犬らしく 息荒く

花の 犬らしからぬ静かさ

といったところも 目立ちあう

同じ 柴犬

しかも 親子なのにね

沙龍はいつまで ワイン箱で 寝られるかな

次ぎは リンゴ箱かな

 

 

 

 

 

 

重い頭

猫が 膝に飛び乗ってきて 仕事の邪魔をする

そういう話をきくよね

花は 体が硬いので

猫のように 自力では飛び乗れないから

人間に お願いして乗るんだな

人間は やっぱり 仕事ができないので

こまるんだよね

隣に椅子を持ってきて そこで寝てよって

お願いしてるんだけど

ちょっとだけ 人間の太ももを枕にしたけど

納得していないね その顔

でもって 頭って 重いんだよ

 

 

相似形

沙龍の 大きくなるスピードといったら

もう 笑っちゃうくらいだよ

昨日に比べて 今日は大きく

朝に比べて 夕方大きく感じる

人間でいうと 成長期の中学生男子ってとこかな

骨が伸びる音が 聞こえるんじゃないかと

思うくらいだよ

 

みんなにデカイ! っていわれちゃうんだけど

大きい可愛さっていうか

おもしろさも あるんじゃないかな

きっとあるよね

花の造形をごつくして ふくらましたみたいな感じとかさ

 

静かな生活

花の静かな生活に

柴の赤ちゃんが 入ってきて

本能のままに 子育てをして

ミルクも 下の世話も無くなると

甘えモードから一転

ビシッと お灸を据える

といったところで

本当に ざっくりとした母の役目は

終わったのかな

花はまた 静かな生活に

戻りたいのかな

沙龍との距離感 ありありだね

 

 

ひかえめな招き犬

玄関から 見渡せるけど

薄暗い廊下の奥

そんなところに ひっそりと寝ている柴犬を

見つける人は 結構いるんだよね

 

犬好きはもちろん こだわりの猫派にも

好まれる 花の挙動

猫科の犬といって 問題ないと思うよ

沙龍が 花の振る舞いを会得するのは

いつだろう

そもそも 会得出来るかな

 

暑気あたり

沙龍の息が あらい

なんだか しんどそうだよ

ごはんが入っている器に 見向きもしないって

なんだか おかしい

体が熱い お腹が熱いって もしかして?

犬にも 熱中症って あるんだろうか

アルマイトの洗面器に 足をつけ

顔に 頭に 水をかけ

ちょっと 情けない姿に なっちゃったね

涼しくなって 元気になったけど

花より大きくなっても 沙龍はまだ子ども

体温調節とか うまく出来ないってことだね

人間は もっと気をつけなくっちゃいけない

ごめんよ

 

 

 

人間にも 犬にも大事

沙龍は 歯が ほぼ生え変わったね

久しぶりに 硬いものが

かじられるようになったよ

このところ 出番が無くて

カサカサに乾いていた 桑の木切れが

沙龍の玩具に 復活!

野球のボールも 再び 遊び相手になったね

なんだか もどかしげだった日々

歯って 大事なんだね

今日の現実

体が重いとは 感じてたんだよ

でも 確かめるのは 怖かった

そっと乗った 体重計

あぁ やっぱり

気になっていたんだよ

錯覚じゃなかったんだね

沙龍は 8キロを越えちゃった

そして 花を 追い越したね

まだ5ヶ月なんだよ

早い 早いよ沙龍!!