松明が　立てられたり

寝かされたり

グルグル　まわされたりするのは

厳島神社と御笠の浜の間

距離も短いし　そんなに広い場所ではないので

何本もの松明が行き交うのは　今でもスリリング

昔は　50本とかの大松明が行き交ったと言われるんだけど

ちょっと　想像つきません

宮島の人たちは　小さい松明に　火を移し

昔は　そのまま　持ち帰ったそうですが

今は　松明の火は消して　持ち帰りますが

ランタンや提灯になら　火を移してもいいのです

私たちはランタンに灯して持ち帰ります

昔は　お正月のかまどの火になったんですが

今は　実用としては　お灯明の火だけかな

それでも　火を消された松明は　火難除けのお守り

知り合いに配るもの　頼まれたものもあるので

今年は　大小31本!

心落ち着けて　灯をともします

来年1年　神棚に　お奉りする松明なので

燃え後も　美しく!

けど　なかなかこれが　難しいのです

それにしても　今年は寒い!!

松明を持つ手が　寒さで　痛い!!!

お腹も　すきました

これが　終わったら　年越しそば!

日が落ち　夜の帳が　降りる頃

御笠の浜に　続々と

人と松明が　集まってきます

大きい松明も

小さい　松明も

そして　みんなが　いまか　いまかと　待っているのは

厳島神社から　運ばれてくる神火!

そして

鎮火祭のクライマックスは

夜　6時から

それまで

ピッ　ピッ　ヨイヨイ!

ピッ　ピッ　松明!

ピッ　ピッ　ヨイヨイ!　と練り歩き

ご祝儀をいただきます　が

時に　鉢合わせをすることも

そうこうしているうちに

消防団が　動き出します

集合は　御笠の浜

鎮火祭のメインステージ!

宮島の大晦日のクライマックス行事「鎮火祭」

火難除けの祭事です

今年は　NHK とホームテレビの取材があるって

聞いたんですが

これは　どっちだ?

これは　宮島商工会の松明(たいまつ)

起こすのも　大変な大きさです

松明は　1本ではありません

お店や　旅館　各種グループから　個人まで

大小さまざまな松明が　つくられています

こちらの松明は　黒い法被集団

こっちでも　また違う松明

お店の前に　どでかい松明が立ってます

こちらの旅館の前にも　大松明

地元ソフトボールチームの松明は　少しこぶり

親子で　かつぐ　可愛い松明も　あります

本土の山は　真っ白だー!

朝日に光って　きれいだよ

そろそろ　お腹がすかない?

朝ご飯に帰ろう

やっと　空が　明るくなってきたね

空も海も　ピンク色だよ

雲が　少し晴れて来たような　気もする

もうちょっと　歩いてみようか

本土側も　真っ白

宮島の雪は　止んでいるけど

向こうは　まだ　雪が　降っている感じだね

神社の屋根も　真っ白

すこーし　空が　明るくなってきたよ

夜中から夜明けにかけて　雪が　降ったんだね

大晦日の朝の散歩は　雪景色だよ

雪の上にも　匂いがある?

鼻に　雪がついちゃうぞ