どーして ここで 重なりあってるかって
ここが フォンヒーターの温風
まともに当たるところだから?
まとも過ぎて 君たち熱々だよ
乾き過ぎるんじゃないの
お尻はこたつで ぬくぬく
それでは冬毛は なかなか生えそうもないね
出た! って
宮島では 鹿がいるのは普通のことなんだけど
散歩中に会うと やっぱドキドキ
興奮するんじゃなくて
なにかあったらと 心配になるよ
鹿に 蹴られても 困る
鹿を 襲っても 困る
沙龍 腰ひけてるね
それで良し
狭い家なのにね
花がいない! ってことがある
花は 時々 ひとりになりたがるよね
性格なんだろうけど
外にいるときは 時々困ったところに入り込むから
心配なんだよ
で 名前を呼びまくる
今日は そこかい!
とりあえず安心 あんまり心配かけないでね
寒いから ベッドもくっつけて
寒いから 寄り添っちゃっている
そして おやすみ
これ 花母さんの頭を 枕にするんじゃないよ
調子にのってると 怒られるんだから
まぁ 寒くって
花母さんもそんな余裕ないかな
柴だからね
上毛も下毛あるんだから
寒さには強いはずなのに
こたつ布団に埋もれる こたつに入る
ファンヒーターの吹き出し口の前に 陣取る
夏に冬毛をかかえて 秋に抜いてしまうから
今頃になって 寒がることになるんだよ
急に生えるかな 冬毛
雨の朝は 散歩のタイミングが
つかめないね
起きたけれど つぎの一歩が定まらないと
ズルズル 寝てしまったりする
こたつのぬくもりを 感じてしまうと
動く気にもならない
柴も 人間もね
沙龍 大人になったなって思う
子どものころなら
お皿の上のものは
かっぱらわれていたよね
今は じっと待つもん
いや ちょっと催促してるね
斜に構えつつ 身を乗り出す
では こちら お昼にお出しするってことで
よろしいですか?
ストーブも入れてない部屋で
二柴が ガッツリ 昼寝
気持ち良さそうだね
冬になって
陽射しが 部屋の奥まで入ってくる
窓を閉めていれば ちょっとした温室
おひさまって 素晴らしい!
取られると思ってる?
目が いっちゃってる
もちろん いただくよ
ばぁがくれた ムートンの座布団
おもちゃじゃ ないんだからね
沙龍が かじって ボロボロにしてしまう前に
ぼろぼろになった座布団を
ばぁが 見て嘆いてしまう前にね
ねえ ねえ ねぇですよ
この手の掛け方 この手つき
どこの姉さんなんでしょ
ちゃんと 声も出てる
もう言葉になりそうだよ
ちょっと兄さん うちのいことも 聞いてんかぁ
私が食べたいの あれじゃないから
ちゃんとしたの ちょうだい