宮島 桃花祭 2012.04.15
宮島の舞楽は、平清盛によって、京都から伝えられたそうです。
舞楽は、インド・ベトナム・中国・朝鮮半島などから伝わったのですが、
発祥の地インド、中国、朝鮮半島にも現在は残っておらず、
現在では、日本以外には存在していないんだとか。
日本では宮内庁、大阪にある四天王寺、そして宮島の嚴島神社ほか
数カ所に残るのみとのことです。
「桃花祭」では、桃の花を御祭神に供える祭典が厳かに執り行われ、
夜の帳が降りるころ、高舞台で、舞楽が始まります。
今年は、透き通る夕暮れの中
高舞台上空に 宵の明星の輝きも加わり 背景は最高!
ゆっくり出かけたので、舞楽は、「延喜楽」の途中から鑑賞でした。
これは、御祭神に桃の花を供える「桃季花」。手にされているのは 桃の花です。
時々照明が明るくなるのは、
どこかの撮影が入っているようです。
おかげで、たまーにピンが合った写真が撮れたりして。
今回は、フラッシュの制止もなかったので、
あちこちでフラッシュの嵐。(よかったんでしょうか? 諦めたのかな)
コンデジの私のフラッシュは意味無しなので焚きませんが、
人の焚いたフラッシュで、「曽利古」撮影。
このお面を見ると、「千と千尋の神隠し」だ〜! と
毎回、新鮮に楽しみます。^^
TV撮影のためなんでしょう。
「陵王」の間は、照明がありました。
これまで、何回か鑑賞しましたが、こういうことははじめてです。
宮島に舞楽を伝えた「平清盛」が大河だからかな?
「桃花祭」の舞楽は、神様に報じる舞楽なので、
舞は、神様に向かって舞われているんですね。
私たちは、神様への奉納舞のご相伴にあずかっているだけ。
明るくして、見えるようにという考え方は、ないそうです。
10月15日には「菊花祭」という奉納舞が、ほぼ同じ内容で舞われますよ。
ちょっと先のことだけど、、、。