柴好きは よその柴も好き
だから 黒柴のおじさんも
近寄ってきてくれたんだよね
花も よその柴の匂いは気になるから
自分から匂ってる
なでられるのも いやじゃない
でもおじさん あなたの黒柴
じーっと見てますよ
お酒は 焼酎
さかなは あぶった焼き鳥
お酒の相手は 無理なのに
いけそうな雰囲気 出してるよね
とりあえず 鳥 いっときますか
熱があるくらい 熱くなっている
そりゃ ストーブからこの距離だから
当然と言えば 当然だね
鼻は乾くし 毛は抜ける
でも冬は ここなんだよね
あえて 寒いところに
行きたくないのはわかるわ
いつもなら すぐにでも出ようとするのに
玄関で頑張っている
マスターの準備が まだ出来ていないから?
沙龍は気まぐれに そういうことするよね
でもそれがちょっとうれいしいって
しってる?
花母さんだったら そうかもって思うけど
沙龍は 天然なかんじ
得だぞ そういう性格
にんげんのごはんがすんだら
そろそろおやつ
マスターは 二柴用に
ちょっとごはんを よけておいたりするの
よくしってるね
動き 読むよね〜
人間もわかってるつもりだけど
上 いってるかな
穏やかな朝 真っ青な空
天気は上々で 霜で真っ白!
今朝は冷え込んだね
砂浜を歩く足 君たちは寒くないんかい
人間は 寒いよ
きれいだけど 早くかえろ!
フォーン フォーンとなく沙龍
勘弁してくれ!
なきたいのは こっちだよ
まだ真冬なのに
こんな綿菓子製造機になっちゃって
どうすんだよ!
どこへいくんですか?
出発は いつですか?
まだですか?
いつまで待ってればいいですか?
待つことが長いと
いろいろ いろいろ言いたいことがあるよね
君たちの忍耐に 感謝
寝るときに鼻を隠す
前足でのことが 多いけど
こういうのも あったか
そこ 花と沙龍のにおいで いっぱいだよね
あんまりすっぽりだと
息苦しくない?
口元に きらり
出てます 出てます
なにがって 牙が
どういうタイミングが
そっくりに 出てるよね
ちらりと 可愛く出てる分にはいいけど
がぶりとするのは 自分たちの
しっぽくらいにしておいてね