散歩中に 止まったからといって
座る ということが 花にはなかった
沙龍は 止まると すぐ座る
そして寝そべる 時に寝転がる
すぐ退屈になり 近くのものを オモチャにする
瞬発力はあるけど
持続力がない とても 飽きっぽい
一言で言えば 子犬らしさに あふれてますよ
君は
沙龍は
わかりやすく ひとなつっこい
人に対しては 気持ちがフルオープン
そういうところは 可愛いけど
飛びつく手足の爪が
甘噛みの歯が ささって痛いよ
みんな優しいから
今は 許してくれてるよ
でも 大きくなったらそれば凶器
気いつけてんかー
宮島の粟島さんに
花の安産を お願いしたんだよね
花のお産はとっても安産で
元気な沙龍という男の子が生まれたこと
今日で百日 無事育っていること
ご報告とお礼をしよう
元気すぎて 困ることもあるけれど
元気がないと もっと困るからね
沙龍は本当に体がしっかりしてきたよ
そろそろ花も
優しいだけの母さんじゃなくて
沙龍に本格的な指導しなくちゃね
花のボックスに 割り込み
花を 追い出すこともある沙龍
花が出ないと
花を枕にしたりする
今度は 花のうしろで イナバウアーするのは
ボックスを明け渡してくれないし
構ってくれないし
たいくつだから?
君は自由だね 沙龍
起きている時
沙龍の脳の99パーセントは
ご飯が食べたい 食欲魔人
食べ物のように見えるものには
すぐに向かっていく
フードは 噛み砕く音なく 飲み込まれていく
その 食べたい! 気持ちの強さが
三ヶ月にして
おすわり 待て 伏せ 良し を
可能にした気がするよ
お腹を 見せるってのは
安心してるってこと
気を許してるってことかなっと 思うから
花が へそ天してくれないのは
心許してくれてないかな って思うことあったけど
沙龍のへそ天をみて
やっぱ 性格かなって 思うようになったよ
一人遊びを見られたら そんなことしてませんって
取り繕う 花だからね
こういう寝相 するわけないか
沙龍は 気にしなさ過ぎだけどね
花母さんに甘えて
首や足に 噛み付いたりする沙龍
もちろん 甘噛みだけど
細く尖った子犬の歯は
大人の歯よりも あたると痛い
花母さんは よほどのことがない限り
強く噛んだりしないけど
遊びの沙龍は 加減がわからない
たまりかねた花に すっ転ばされるくらいは
仕方がないね
「すみれの谷」では 花は自由
ノーリード
花は 「すみれの谷」から出ないので
そんなこと出来るけど
沙龍は まだまだなので リード付き
リード付きの沙龍の前で 走る走る
走りまくる花
リード付きだし まだそんなに走り込みが出来ない沙龍
それでも それなりに 頑張ったぞ
ふたりして 喉が渇いたよね
譲り合えないほどに
飲めればいいか
なんたる 甘えっぷり!
ちょっと大きくなってきのに
べたべたな甘え方 するよね
でもって 花も 許してるし
これじゃあ 花がちょっと怒っても
少々のことじゃ 沙龍はこたえない
なんだろう この甘え上手
花母さんも 超おねだり上手だけどね
繊細な花とは 性格全然違うから
表現方法は違うんだけど
なんか 共通点ありあり
あっ 花と沙龍は 目がいっしょだね
沙龍は 三ヶ月になったよ
ノミダニ フィラリア対策
ワクチン注射もすませ
お散歩は 完全全面解禁
散歩のスピードは 花母さんに
全然かなわないんだけど
負けず嫌いだから 必死で追いかける
遅れ過ぎると 泣く
ちょっと待つと 追い越そうとする
つかれると 急に座り込み 歩かなくなる
おかげで 花母さんの散歩のペースが 乱れちゃうけど
二柴の散歩は はじまったばかり
そうのち 息も会って来るかな
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